スピーカーを床に直に置くと、床全体が振動し低音がモコモコした締まりのない音になってしまいます。
そのままだと綺麗な高音も迫力のある締まった低音も鮮明に聴くことができません。
また、スピーカーは耳と同じ高さに設置するのが良いとされています。
スピーカーの設置方法はこちらの記事を参考にしてみてください。

スピーカースタンドを使えばスピーカーからの振動が直接床に伝わるのを防ぐことができ、綺麗な締まりのある音にすることができます。
スピーカースタンドはスピーカーの性能を最大限に引き出すためには必須のアイテムだと言えます。
目次
スタンド選びのポイント
スピーカースタンド選びで大切なことは、その材質です。
スタンドの材質は主に「木製」「金属製」の2つで分けられます。
材質によってメリット・デメリットがあるので、それを紹介します。
木製スタンドの特徴
木製のスタンドはほどよく振動を抑えるため、角の取れた柔らかく優しい音になります。
耳に心地い音で鳴るため、どんな音楽にもマッチします。
綺麗な木目調のものもあり、インテリアとしても最適です。
また、使用している材木の種類によって音が変化するので、自分の好みにあったスタンドを探すのも楽しいでしょう。
デメリットは振動の制御が金属製に比べて甘いため、鳴らす音によっては不明瞭な音になることがあります。
金属製スタンドの特徴
振動の制御に優れており、解像度の高いクリアな音が鳴ります。
締まった低音、はっきりした定位感が特徴ですが、少し無機質に感じることもあります。
インシュレーターを使用して、さらに音質をアップさせよう。
インシュレーターを使用することにより、余分な振動をさらに抑えることができます。
インシュレーターはエントリーモデルから高価なものまで様々なです。
まずは手軽なエントリーモデルを使用して音の変化を感じてみてください。
おすすめスピーカースタンド
ハヤミ工産 NX-B300

- ハヤミ定番のスピーカースタンド
- 木製ブラックマット仕上げで高級感のあるデザイン
- 組み立てが簡単
- 購入者の満足度が高い人気のオーディオメーカー
高さ45cmで低めのソファーや床に座った時にスピーカーがちょうどいい高さになります。
低価格エントリーモデルながら、作りがしっかりとしているため、余分な振動をちゃんと抑えてくれます。
ドライバー1本で短時間で組み立てることが可能。
また、滑り止めシールが付属している為、スピーカーが滑り落ちる心配がありません。
イスに座った際、ちょうどいい高さにスピーカーを設置したい場合はハイポジションタイプをおすすめします。
高さ | 45cm |
天板 | 19cm × 23cm |
底板 | 23cm × 29.5cm |
本体質量 | 約4kg |
総耐荷重 | 約10kg(1台) |
キクタニ MO-SPS

- 鉄製で余分な振動をしっかり制御
- 耐重量12kgのため様々なスピーカーに対応
- パソコン横の高さ調整に最適
- ゴム製インシュレーター付属
高さ20.6cmと低めのスタンドで、テレビ台の上での高さ調整やPCディスプレイ横での使用に適しています。
鉄製でしっかりと振動を制御しクリアな音にします。
ゴム製のインシュレーターが付属しているので、余分な振動をさらに抑えることができます。
参考 MO-SPSの紹介動画Youtube高さ | 20.6cm |
天板 | 24cm × 21cm |
底板 | 24cm × 21cm |
本体質量 | 2.2kg |
総耐荷重 | 12kg(1台) |
アイシン高丘 【TAOC】 EST-50HL

- 「制振」と「整振」技術を融合させたハイスペックスタンド
- コストパフォーマンスの高さ
- 高さ50cm、60cmの2種類から選べる
天板は二重板構造、支柱には鋳鉄粉を封入、底板は4点スパイク支持構造を採用したハイスペックスタンド。
特徴はAmazonに詳しく載っているため引用します。
スピーカーのポテンシャルを最大限に引き出すスピーカースタンド。ESTシリーズ】
Amazon
1995年に発売したスピーカースタンド「SSTシリーズ」の「制振」技術に、スピーカーシステムの開発から学んだ「整振」技術を融合させたスピーカースタンドです。
天板部の二重板構造(特許取得技術)、鋳鉄粉封入支柱(特許取得技術)、4点スパイク支持フットなどの制振技術。
支柱内部に封入する鋳鉄粉一粒の粒度・比重にこだわり、かつ、その量をコントロールする整振技術。
「制振」と「整振」をバランスよくコントロールし、スピーカーシステム本来の性能を引き出します。
小型スピーカーの持ち味であるクリアでスピード感あふれるサウンドを実現するスピーカースタンドです。
この説明でもわかるように、振動の制御にとてもこだわったスタンドです。
1台1万円強と少し値が張りますが、しっかりした作りでコストパフォーマンスの高いスピーカースタンドといえます。
高さ | 50cm / 60cm |
天板 | 17cm × 26cm |
底板 | 25cm × 35cm |
本体質量 | 8.5kg / 9kg |